DAGとは? ブロックチェーンを超える新技術?!をわかりやすく解説します!

 

ビットコインの抱えるスケーラビリティー問題

ビットコインの取引承認の仕組み

 ビットコインなどの既存のブロックチェーン技術では、複数の取引データを一つのブロックにまとめ、そのブロックをマイナーが承認することで成り立っています。

10分に1ブロック生成される

 ビットコインでは10分間で取引された取引データを1ブロックに記録します。そのため大量の取引が行われると、記録しなければならないデータ量が増え、データ処理が追いつかなくなってしまうのです。

手数料の高額化と取引の遅延

 データ処理が追いつかなくなると、ブロックチェーンでは「高い手数料を支払った取引が優先的に記録される」ようになります。(ビットコインの送金手数料は基本的に自動で決定されますが、カスタムして手数料を安く設定することが可能です。)そのため、一時は手数料が7000円を超えたこともありました。

 *このように手数料が7000円の時に、あえて手数料を100円に設定してもなかなか取引が記録されず承認されないということになるのです。

 

スケーラビリティー問題を解決するDAG技術

取引情報を一つずつ処理していく

 DAGでは取引情報を一つずつ処理していきます。また一つの取引に複数の取引がつながっていくため、素早い承認作業が行われます。

取引承認のためのマイナーが存在しない

 DAGでは、「新たに行われた取引が過去の取引を承認する」仕組みとなっているため、取引を承認するマイナーが存在しません。そのためビットコインのようなマイナー報酬のための手数料が発生しないのです。

取引の承認方法

 この仕組みを成り立たせるために、DAGでは「今発生した取引のすべてのルートからの承認が必要」なルールになっています。

 

今取引①②③④が発生したとします。これらを「第一期」の取引とします。

次に⑤⑥⑦⑧が第二期の取引として発生しました。DAGでは取引の承認は「次以降の取引が行う」ことになっています。

そのため、この場合は「第二期」の取引が「第一期」の取引を承認します。DAGでは前の二つ以上の取引の承認をしなければならないので、今回は前の2つの取引を行うことにします。

⑤が①と②

⑥が①と③

⑦が②と④

⑧が③と④

の取引を承認したとすると、

このようになります。

現段階では①~④のどの取引も最新の取引である第二期の取引、全てから承認されていないので、すべて非承認になっています。

次に第三期の取引⑨~⑫が発生しました。

先ほどの要領で、

⑨が⑤と⑦

⑩が⑤と⑧

⑪が⑥と⑦

⑫が⑥と⑧

の取引を承認したとします。

ここで第一期の取引①に注目します。

①は⑨⑩が承認する⑤と、⑪⑫が承認する⑥に承認されているので、最新の第三期の取引である⑨~⑫のすべてから承認されているため、「承認」となります。

同様に④も第三期の取引⑨~⑫すべてからのルートで承認されているので、承認となります。

DAGでのセキュリティーの仕組み

データ改ざんが明らかになる仕組み

DAGで取引データを改ざんする場合を考えてみましょう。仮に今④の取引データを改ざんしようとします。

すると⑦⑧の取引は④の取引を承認しないため、⑦⑧も未承認の状態になります。

*DAGでの取引は「2つ以上の取引を承認しなければならない」というルールでした。そのため⑦⑧の取引は④の取引をしなくなったことで、承認する取引が1つになってしまい、ルール違反となり未承認になります。

 

すると同じように⑦⑧を承認していた⑨~⑫の取引も未承認となります。このようにDAG上の一部分で未承認が発生していると、大元である④が怪しいとわかるような仕組みになっています。

次々と取引が起きるため、すべてをハッキングできない

現段階ではDAGの取引データを「ハッキング」できるのかは明らかになっていません。しかし仮に取引データ④をハッキングしたとしても、そこを承認する⑦⑧もハッキングしなければならず、さらに⑦⑧を承認している⑨~⑫もハッキングしなければなりません。

 

今回は各期の取引を4つにしていますが、現実には同時にたくさんの取引が次々に起こるためハッキングしなければならない取引がどんどんと出現します。

 

このようにDAGはブロックチェーンとは異なる仕組みでセキュリティーが強くなっているのです。

 

 

まとめ

DAGはスケーラビリティーがある

 ブロックチェーンでは、取引が増えると処理が追いつかないという問題が起きていました。

しかしDAGでは「取引者数=承認者数」となるので、取引が増えてもその分承認する人も増加するので、ビットコインのようなスケーラビリティー問題が起こりません。

しかし歴史が浅いなどの課題も

 DAGは歴史の浅い技術ですので、まで明らかになっていない問題等があるのではないかという懸念もあります。

ビット君

DAGはこれから様子を見つつ、適切な技術かどうかを判断しなければいけないね!

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